本ページでは利用頻度が高い機能についてご紹介しながら、セミナー申し込み&管理システムの作成方法に関して解説いたします。

作業工程は4ページに分かれていますので、設定手順は各項目よりご確認ください。
▼セミナー申し込み&管理システム 作業工程ページ
【1】システム概要、セミナー申し込み詳細フロー
【2】参加受付時の情報照会詳細フロー
【3】セミナー管理者側詳細フロー(セミナー情報管理、申し込み者情報管理)
【4】セミナー管理者側詳細フロー(セミナー申し込み者にメール配信、管理者追加)

セミナー管理者側詳細フロー(セミナー申し込み者にメール配信、管理者追加)

SPIRALでは好きなタイミングで一斉に配信できるEXPRESS2や、フォーム経由で申し込みした際に自動で配信されるサンクス配信など様々な配信種別を取り揃えています。
今回は取得した日時(今回であればセミナー開催日)をもとに起算日を指定して、自動で配信可能なSEQUENCE配信を用いて、各セミナー申し込み者に申し込みしたセミナーの前日などにリマインドメールの配信が可能です。
①.SPIRALの管理画面にログインして【リスト作成】
SEQUENCE配信では「誰に送るのか」を指定する【リスト作成】と「どんな内容(文面)で送るのか」を指定する【封筒】機能を組み合わせメール配信設定を行います。
セミナー申し込み者にメールを送るため、作成元となるDBは【セミナー申し込みDB】を選択して作成します。

まずはリスト作成を行うため、設定内容を以下のとおりに作成します。
▽リスト作成の各項目については以下をご参考ください SPIRALサポートサイト リスト作成
②.SPIRALの管理画面にログインして【封筒作成】
リスト作成後、あわせて設定する必要がある【封筒作成】を行います。
封筒作成では件名、差出人、文面などの設定が可能です。
文面は用途に応じて、テキストメール以外にもHTMLメールや、メール受信端末の設定に応じてテキストとHTMLメールを自動で表示切替が可能なマルチパートメールなどといった機能の選択が可能です。

今回作成する文面はセミナー開催日の前日に配信するメールとなりますので、その旨を記載した文面の他、差替えキーワードを入力いたします。

▽差替えキーワードとは
DBに登録された値をユーザー毎にデータの切り替えが可能な機能で、メール配信する際の〇〇様といったように受信者の登録名称を表示させることや、フォーム上で登録された情報の表示などが可能となります。

封筒設定は今回以下の通りに設定します。
③.SEQUENCE配信を設定する
①~②で作成したリストと封筒をもとにSEQUENCE配信を行います。
セミナー申し込み者にメールを送るため、作成元となるDBは【セミナー申し込みDB】を選択して作成します。

シークエンス名は管理しやすい名前を記載していただき、起算日は【開催日】を選択します。
配信設定内の白枠から①~②で作成したリストと封筒を選択し、封筒選択の下にある数字は【No】のまま【…の後に追加】をクリックすると以下の画面のように設定されます。
追加した設定内の「起算日から」の項目では今回【-1】日後【10】時に設定をしています。
起算日に設定した【開催日】とはセミナーが開催された日時が登録されたフィールドとなり、起算日から-1に指定することで、それぞれセミナー開催日の1日前の10時にメールを配信することが可能となります。
④.SEQUENCE配信を設定する+α
セミナー開催日前日に配信するSEQUENCE配信設定は③で以上となりますが、設定したメール内容を確認するためにテスト配信を行います。
テスト配信には差替えキーワードの記述なしの文面内容を確認できる【テスト配信】とDBに登録されている実データを参照して差替えキーワードを表示することができる【サンプリング配信】の2種類あります。
今回は文面に名前表示のための差替えキーワードを記載しているため、サンプリング配信を実施します。

配信設定した設定内容からテスト配信内の「配信」のリンクをクリックします。
※事前に配信元のDB(今回であればセミナー申し込みDB)にサンプリング配信先のメールアドレス情報等の申し込み情報を登録する必要があります

差替えキーワードがない、文面のみの確認であれば、[1]にチェックの上で送りたいメールアドレスを記載して【配信】をクリックすると、数分程度で記載したメールアドレス宛にテスト配信のメールが届きます。
今回はサンプリング配信を使用するため、[2]にチェックの上で【配信】をクリックします。
表示された入力欄に配信したいメールアドレスを入力し、サンプリングをクリックします。
DBにデータが登録されているのを確認するとサンプリング結果一覧に該当のメールアドレスが表示されます。
メールアドレスを確認の上、配信をクリックするとサンプリング配信が実施されるため、数分お待ち頂ければメールが届きます。
⑤.管理者ユーザーを増やす
【3】で作成したマイエリアにログインできる管理者ユーザーを増やすために【DBオペレーション】の機能を使って管理者情報のデータを新規に登録します。

DBオペレーションの機能まで遷移し、【新規登録】タブをクリックすると入力欄が表示されます。
必要事項を入力して画面下の【新規登録】をクリックします。
フィールド名が赤字になっている項目は入力必須フィールドとなるため、必ず入力する必要があります。

【+α】SPIRALを使ったカスタマイズ開発について

本ページでは主にSPIRALのよく使われる主要な標準機能を使ってセミナー管理システムを設定いたしました。
標準機能でも様々な機能を取り揃えていますので、ご要望のシステムの設定が可能ですが、APIやphp等を使うと更に柔軟でリッチなシステムを作成することも可能です。
様々な開発機能がありますので、使用方法をご紹介いたします。
SPIRALの開発機能
■スパイラルAPI
APIを通して、SPIRALで設定したWebコンテンツを外部システムに出力したり、外部システムからメール配信操作を実行したりといった機能を活用し、柔軟なシステム構築が可能になります。

CMSとスパイラルを連携して会員サイト構築
スパイラルを利用して、会員登録、登録情報の変更、会員ページへのログインなど、会員管理の仕組みを自由に設定ができます。
会員情報はスパイラルで安全に管理し、コンテンツはCMSを利用することで、会員認証やメール配信を組み込んだサイト構築が可能です。
紹介事例:オープンソースCMS「Drupal」とSPIRAL®で、 高セキュリティな会員管理と、 高機能なコンテンツ管理を同時に実現!

■スパイラルPHP
PHPバージョンの移行を支援する機能です。
バージョンを個別に指定していない設定に対して、実行バージョンを一括で変更できます。
また、移行先のバージョンに対応したPHPの関数やクラスを使用しているかどうか、構文チェックができます。

■カスタムプログラム
カスタムプログラムとは、PHPスクリプトをスパイラル環境上に用意されたPHPサーバで実行させることが出来る機能です。
また、スパイラルAPIを経由してスパイラルのメール配信機能の呼び出しや、外部からのデータ操作が行えます。
PHPプログラムの利用については、以下URLをご参照ください。
SPIRALサポートサイト カスタムプログラムでのPHP利用

■カスタムモジュール
スパイラルでは、PHPプログラムにおいて共通で利用する処理をモジュールという単位でPHPファイルとして管理することが出来ます。
複数のWebページで利用する共通のモジュールを置くことができるため、共通モジュールを変更することにより、一括でWebページの変更を行うといったことも可能で、コーディングの生産性と保守性を高めることができます。
いかがでしょうか?
設定して頂いたシステムは、アプリ化して頂くと再インポートして頂いたり、別のアカウント内にインポートして頂いたりと、セキュリティ面を担保して柔軟性の高いシステム設定が可能です。
是非、SPIRALについてご理解深めて頂ければ幸いです。