設計情報

投稿者: SPIRERS ナレッジ向上チーム 2025年9月5日 (金)

はじめてのSPIRAL ver.1 – 基本機能 ~ 仮想DB (連携型) ~

本記事では、SPIRAL ver.1での「仮想DB(連携型)」にについて解説します。
仮想DBを使うと、複数のDBを組み合わせて、必要な情報を一覧表や単票で表示することができます。
仮想DB(連携型)により、複数のDBに跨るデータの閲覧や登録、編集、削除が可能になります。

仮想DB(連携型)とは?

仮想DB(連携型)とは、連携されたDBのフィールドを組み合わせて仮想的に定義されたDBのことです。
仮想DB(連携型)により、複数のDBに跨るデータの閲覧や登録、編集、削除が可能になります。

仮想DB(連携型)の詳しい説明はサポートサイトをご覧ください。
仮想DB(連携型)とは

仮想DB作成

仮想DB(連携型)は、既存の複数のDBを組み合わせて表示・操作できる仕組みです。
仮想的なDBのため、フォーム作成やマイエリア発行はできません。
複数のDBから必要な情報を連携・結合して一覧化することができるため、業務効率化や情報整理に非常に有効です。

例えば、このような仕組みを作成することができます。

  • 顧客DBと注文DBを結合し、「顧客ごとの注文一覧」を作成
  • ユーザー情報とアクセスログDBを結合し、「ログイン履歴付きユーザー一覧」を作成

  • それでは、順を追って、作成していきます。
  • まずアプリ一覧から編集したいアプリを選び、「DB」→「仮想DB(連携型)」の順にクリックします。

  • 「新たに仮想DBを作成する」をクリックします。
  • DB連携との関係性

    仮想DBは、「DB連携機能」をベースに構成されており、仮想DBを使うには事前にDBが連携されている必要があります。
    DB連携により他のDBの情報を参照可能になり、仮想DBはこの連携を組み合わせて閲覧、登録、編集、消除ができます。

  • 「使用する」にチェックを入れ、「新規に作成する」をクリックします。
  • 基本設定

  • 基本設定項目を入力します。
  • DB連携

    DB連携とは、複数のDBのフィールドを共通のキーで結びつけて使えるようにする機能です。
    SPIRAL ver.1では、仮想DBを作る際にこのDB連携を設定することで、異なるDB間のデータを組み合わせて表示できます。

    よく使われるキーの例
    ・会員ID
    ・メールアドレスなど
    仮想DBでは、この共通のキーを使って2つ以上のDBを結合するイメージになります。
    設定手順については次のステップをご参照ください。

    フィールド設定

  • 仮想DBに使用するフィールドを選択します。
  • 設定方法
    ・【使用可能フィールド】欄から【仮想DBに使用するフィールド】欄に[>][<]ボタンを使ってフィールドを移動します。

    ・【仮想DBに使用するフィールド】欄では、[↑][↓]ボタンを使ってフィールドの並びを変更できます。
    同一のフィールド名のものは仮想DBに使用することができません。ご注意ください。

    レコードフィルタ設定(任意)

  • 各DBの抽出ルールを適用して、レコードをフィルタリングします。
  • 結合設定

    仮想DBでは、DB同士の結合条件を設定して、正しく情報を紐付けます。

    結合方法
    内部結合:両方に存在するデータのみ表示します
    外部結合:親DBにあるすべてのデータを表示し、該当がない子DBは空欄

    「以上の設定で仮想DBを新規作成する」をクリックします。
  • 確認ダイアログの「OK」をクリックします。

  • 作成した仮想DBが表示されていれば完了です。
  • まとめ

    仮想DB(連携型)は、複数のDBの情報を柔軟に結合・表示できる便利な機能です。
    適切なフィールド設定・結合条件を使いこなすことで、より高度なデータ活用が可能になります。
    操作に慣れるには、まず小規模なDBで実践してみるのがおすすめです。

    他の仮想DBについてはサポートサイトからご覧ください。
    仮想DB(集合型)
    仮想DB(フィルタ型)

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