サポートデスクでは、日頃からスパイラルの設定について、たくさんのお問い合わせをいただき、お電話越しにご一緒に問題解決をさせていただいております。
そんな中、よくご意見をいただいているのが、メール配信の設定についてです。
スパイラルのメール配信機能(EXPRESS2)では、配信対象設定や文面など柔軟に細かく設定することができますが、その設定項目の多さゆえ、画面を理解するまでに少し苦労するお客様がいらっしゃいました。
また、色んな用途でご利用いただいている場合など、誤って他のデータベースを操作してしまうことを懸念するお客様もいらっしゃいました。
そんなときにお勧めしたいのが、あなた専用のメール配信設定画面を設定していただく方法です。
スパイラルデモページ でご紹介している「メール配信管理(顧客管理機能付き)」にてイメージをご確認いただけますので是非ご覧ください。
メール配信管理(顧客管理機能付き)の概要
このデモ設定でできることは、主に以下4つの操作です。
1) 顧客一覧
メール配信対象者の情報を一覧で確認することができます。また、情報の修正や削除、配信対象からの除外などが一覧から行うことができます。
2)顧客登録
新しいメール配信対象者の情報を登録することができます。
3)メール配信履歴
過去に配信した履歴を一覧で確認することができます。また、配信ログのダウンロードや配信設定の複製をすることができます。
4)メール配信登録
メールの配信設定をすることができます。最低限の項目を設定し、即座に配信することができます
各操作の設定方法
この「メール配信管理(顧客管理機能付き)」の設定は、すべてスパイラルの標準機能を用いて設定されています。各操作においてどのように設定されているのか、詳しくご紹介します。
顧客一覧
A)TOPページには「一覧表・単票」の編集モードで設定した一覧表を設置しています。
編集できるのは「配信対象」の列のみにして、それ以外の項目は閲覧モードにしています。
B)配信対象の一括更新は、JavascriptとスパイラルPHPを用いて設定しています。
データベースを一括更新(doUpdate)するためのPHPプログラムを設置したカスタムマイページを別途用意し、「する」のボタンが押されたら「配信対象=する」の情報を(「しない」の場合も同様)そのカスタムマイページへ渡し、PHPを実行することで一括更新されるよう設定しています。
顧客情報の「ID」をクリックすると「顧客情報 編集」画面(単票)に遷移します。
C)更新型フォームを設置しています。
D)削除型フォームを設置しています。
1ページ内に2つのフォームを設置し、それぞれの操作ができるようにしています。
顧客登録
E)サンプルデータの自動入力は、 JavascriptとスパイラルPHPを用いて設定しています。
各項目にサンプルデータが入力されるようなPHPプログラムをカスタムモジュールに設置しておき、ボタンを押したら読み込まれるよう設定しています。
F)新規登録型フォームを設置しています。
メール配信履歴
G)配信履歴の一覧はスパイラルPHPを用いて設定しています。
メール配信(deliver_express2)時、別途設定したデータベースに配信ルールIDをレコード登録されるよう設定しておきます(「メール配信登録」の「K」参照)。
そのデータベースに登録された配信ルールIDを参照して対象の配信履歴(list)を取得し、表(table)として表示する処理を設定したPHPをカスタムモジュールに設置。それを読み込むことで一覧表示しています。
配信履歴の「配信ID」をクリックすると配信履歴の詳細画面(カスタムマイページ)に遷移します。
H)配信ログのダウンロードは、スパイラルPHPを用いて設定しています。
配信ログURLを取得する(logs)ためのPHPをカスタムモジュールに設置しておき、ボタンを押したら読み込まれるよう設定しています。
I)クリックした配信IDを参照し、情報を表示するためのPHPをカスタムモジュールに設置し、読み込まれるよう設定しています。
J)配信設定の複製はJavascriptとスパイラルPHPを用いて設定しています。
配信IDを参照し、ボタンを押したら対象の配信情報を引継ぎながら新規の配信設定画面に遷移するよう設定しています。
メール配信登録
K)配信設定画面はフォームは使用せず、スパイラルPHPを用いて設定しています。
入力画面、確認画面、完了画面それぞれをカスタムマイページとして設定し、API(deliver_express2/regist)で即時配信されるよう設定しています。
完了画面にあたるページには、deliver_express2/regist の処理と同時に、配信ルールIDを配信履歴用のデータベースに登録する処理をカスタムモジュールに設置したPHPによって行っています。(「メール配信履歴」(G)を表示するため)
L)試算画面はJavascriptとスパイラルPHPを用いて設定しています。
DBに登録されているレコード数、抽出ルールで抽出されるレコード数などをカウントし、総数から差し引いた値を配信可能件数として表示しています。
以上、オリジナル配信画面における設定方法でした。
スパイラルAPI/PHPを駆使することで、あなたにとって必要な情報だけを表示したり、操作を簡略化することが可能です。是非お試しください。
メール配信管理(顧客管理機能付き) ログイン画面