本記事では、日付フィールドに入力された生年月日から現在の年齢を算出する方法について解説します。
システムやフォームで年齢を自動計算したい場面に役立つ内容となっており、
具体的な計算式や実装のポイントもご紹介します。
はじめに
本記事では、SPIRAL ver.1の日付フィールドを活用し、生年月日から年齢を自動的に算出し、
データベース(DB)に格納する方法についてご紹介いたします。
この設定を行うことで、フォーム入力時やデータ更新時にリアルタイムで年齢が反映され、
手動での入力や計算が不要となります。
顧客管理や会員情報の精度向上、ターゲティングの効率化にご活用いただけます。
本設定で出来ること
生年月日から現在の年齢を自動で算出することが可能です。
これにより、手動での計算ミスを防ぎ、業務の効率化にもつながります。
また、年齢別の分析やセグメント分けにもご活用いただけるほか、フォーム入力時やデータ更新時には、
リアルタイムで年齢が反映されるため、より正確な情報管理が可能となります。
・顧客の年齢層に応じたキャンペーン配信
年齢フィールドを活用して、10代・20代・30代など、ターゲット層に合わせたメールや特典を自動配信。
・年齢別サービス案内
サービス内容や案内文を年齢に応じて切り替えることで、よりパーソナライズされた情報提供が可能に。
・会員ランクの自動振り分け
年齢に応じて「ジュニア会員」「一般会員」「シニア会員」などのランクを自動判定し、
管理や特典の付与を効率化。
設定方法
1. 日付フィールドの作成
-
・年齢を表示するフィールド
フィールドタイプ:数字記号アルファベット32bytes -
・生年月日を入力するフィールド
フィールドタイプ:日付(○年○月○日)
- ・年齢:[使用しない]
- ・生年月日:[入力項目として使用する]
2. 演算トリガの設定
演算トリガの設定方法につきましては演算トリガをご参照ください。
| 発動条件 | トリガの種別 | 作成方法 |
|---|---|---|
| 登録 | 演算 | 新規作成 |
フィールド設定
年齢(数字記号アルファベット32bytes)=(‘now' - $生年月日の差替えキーワード$) / 365.25 年齢(数字記号アルファベット32bytes)=substr( $年齢の差替えキーワード$, 1, 2)
| 発動条件 | トリガの種別 | 作成方法 |
|---|---|---|
| 更新 | 演算 | 設定を複製 ※新規登録トリガで作成したものを複製する |
※1行目の演算で年齢を算出し、2行目の演算でその値から整数部分(先頭2桁)を抽出します。
※うるう年を考慮するため、365.25で割る計算を行っております。
※ご登録される方の年齢は2桁(10~99歳)を想定しております。
2桁以外の場合、正しく計算されない可能性がございます。
注意点
年齢の自動更新は演算トリガでは対応できません。
定期的な更新が必要な場合は、カスタムプログラム等別途対応方法の検討が必要です。
最後に
日付フィールドから演算トリガを活用して年齢を算出する方法をご紹介しました。
本設定を行うことで、入力された生年月日から自動的に年齢を算出し、
その結果がDBに自動的に格納されるようになるため、
手動での計算や入力ミスを防ぐことが可能になります。
業務の効率化やユーザー体験の向上にもつながるため、ぜひ活用してみてください。