本記事では、プログラムを使用せず、スパイラルの標準機能のみでアンケートにご回答いただいたユーザーへ、
SPIRALで管理しているギフトコードをメールで送信する方法を紹介します。
全体像
予めギフトコードマスタDBにギフトコードを格納しておきます。
アンケート回答フォームよりアンケートを回答すると、ギフトコードマスタDBのギフトコードに紐づき、
アンケート回答DBにギフトコードが登録され回答者に通知がされます。
処理用TRDBにルックアップトリガの設定を行い、
ギフトコードマスタDBから未使用のギフトコードを取得しサンクスメールでギフトコードを送信します。
DB設定
以下3つのDBを作成します。
・ギフトコードマスタDB
・アンケート回答DB
・処理用TRDB
フィールド名 | フィールドタイトル | フィールドタイプ | 自動生成設定 | フィールドのデフォルト値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ギフトコード | giftcord | 数字・記号・アルファベット(32 bytes) | 設定なし | 設定しない | 入力必須・重複不可推奨 |
ルックアップキー | lookup | 数字・記号・アルファベット(32 bytes) | 設定なし | フィールドのデフォルト値に登録処理TRDBと同じ任意の値を設定 | なし |
識別キー | id_key | 数字・記号・アルファベット(32 bytes) | 自動生成:使用する 値が存在しても、上書きする 生成する値:レコードID10桁 |
設定なし | インデックス作成する |
認証キー | AuthKey | 簡易パスワード | 自動生成:使用する 値が存在しても、上書きする 生成する値:数字・アルファベット16桁 |
設定なし | インデックス作成する |
使用有無(ギフトコード) | usableornot | ブーリアン | 設定なし | 0を設定する | ラベルの設定:0:未使用 1:使用済 共有フィールド設定を行う |
アンケート回答DB
フィールド名 | フィールドタイトル | フィールドタイプ | 自動生成設定 | フィールドのデフォルト値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
登録日時 | registDate | 登録日時 | 設定なし | 設定しない | なし |
メールアドレス | メールアドレス(大・小文字無視) | 設定なし | 設定しない | なし | |
ギフトコード | giftcode | 数字・記号・アルファベット(32 bytes) | 設定なし | 設定しない | なし |
処理用TRDB
フィールド名 | フィールドタイトル | フィールドタイプ | 自動生成設定 | フィールドのデフォルト値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
TRDB_登録日時 | registDate | 登録日時 | 設定なし | 設定しない | 入力必須 |
メールアドレス | メールアドレス(大・小文字無視) | 設定なし | 設定しない | なし | |
ギフトコード | giftcode | 数字・記号・アルファベット(32 bytes) | 設定なし | 設定しない | なし |
ルックアップキー | lookupkey | 数字・記号・アルファベット(32bytes) | 設定なし | フィールドのデフォルト値にギフトコードマスタDBと同じ任意の値を設定 | なし |
使用有無(ギフトコード) | usableornot | ブーリアン | 設定なし | 1を設定する | ギフトコードマスタDBで共有フィールドで作成したフィールドを使用する DB設定完了後にフィールドのデフォルト値を設定してください |
識別キー | id_key | 数字・記号・アルファベット(32bytes) | 設定なし | 設定しない | インデックスにチェックをつける |
認証キー | AuthKey | 簡易パスワード | 設定なし | 設定しない | インデックスにチェックをつける |
使用有無(ルックアップ) | usableornot_look | ブーリアン | 設定なし | 0を設定する | ラベルの設定:0:未使用 1:使用済 |
上記に記載のフィールドは今回のフローを構築する上で必要なフィールドになります。
アンケート項目等追加する場合には、アンケートフォームを処理用TRDBで作成するため、
アンケート回答DBと処理用TRDB両方に同じフィールドを追加してください。
処理用TRDBのルックアップトリガ設定
処理用TRDBからトリガメニューへ進み、「新規登録」トリガの「新規作成」をクリックします。
作成方法を「新規作成」にチェックをつけ「作成」ボタンをクリックします。
基本設定画面が表示されますので、参照DBを「ギフトコードマスタDB」を選択してください。
発動条件は「無条件」のままでトリガ名を「ギフトコードルックアップトリガ」など入力し、
「保存して詳細設定へ」のボタンをクリックします。
詳細設定画面に遷移し、最初に抽出条件を設定する必要がありますので、
抽出条件を2つ設定してください。
<1つ目の条件>
参照DBの「ルックアップキー」とトリガDBの「ルックアップキー」の入力値が同じ場合と選択し、「条件を追加」ボタンをクリックします。
<2つ目の条件>
参照DBの「使用有無(ギフトコード)」とトリガDBの「使用有無(ルックアップ)」の入力値が同じ場合と選択し、「条件を追加」ボタンをクリックします。
詳細条件設定の「+」をクリックすると詳細条件を設定でき、条件は下記で設定します。
・トリガDBで設定された抽出条件のフィールドの値がNULLの場合
「エラー終了する。」
・複数レコード抽出された場合
「ソートを指定して先頭のレコードを参照データとする。」
ソート : 「ギフトコード」「昇順」
・1レコードも抽出されなかった場合
「エラー終了する。」
登録フィールドの設定は下記となります。
トリガDBのフィールド「ギフトコード」:参照DBのフィールド「ギフトコード」
トリガDBのフィールド「識別キー」:参照DBのフィールド「識別キー」
トリガDBのフィールド「認証キー」:参照DBのフィールド「認証キー」
上記設定を行い画面下の「保存」ボタンをクリックしルックアップトリガの設定が完了となります。
処理用TRDBのアクション設定
処理用TRDBに更新アクションと新規アクションの2つ設定を行います。
最初にギフトコードマスタDBに登録されているギフトコードに使用済フラグを立てるアクションを設定します。
処理用TRDBのメニューの「アクション」からアクション一覧の「+」をクリックしてください。
アクション作成画面が表示されるので、アクション名を「使用済へ」など入力し、
発動条件を「無条件」にチェックをつけ、アクション対象DBを「ギフトコードマスタDB」を選択、
アクションを「更新(UPDATE)」にチェックをつけ、画面下の「新規作成」ボタンをクリックします。
アクション一覧に戻るので、作成したアクションの画面右側の歯車アイコンをクリックし、
「アクション設定」をクリックしてください。
アクション対象DBどちらも「識別キー」を選択します。
フィールド選択の画面で「識別キー」が表示されない場合は、
インデックス設定からインデックスの作成が必要になりますので、作成してください。
検索キーフィールドの設定で「認証キー」の項目をトランザクションDB、
アクション対象DBどちらも「認証キー」を選択します。
こちらも「認証キー」が表示されない場合は、
インデックス設定からインデックスの作成が必要になりますので、作成してください。
「アクションの処理条件」に関しては、デフォルトの設定のままで問題ございません。
画面下部の「保存」をクリックし、設定完了となります。
続いてフィールドマッピングの設定を行います。
作成したアクションの画面右側の歯車アイコンをクリックし「フィールドマッピング」をクリックします。
TRDBフィールドの「使用有無(ギフトコード)」をクリックし、
対象DBフィールドの「使用有無(ギフトコード)」をクリックし、フィールドマッピングします。
対象DBフィールドの「使用有無(ギフトコード)」の使用の項目にチェックが付いたらフィールドマッピングできているので、 画面下部の「保存」をクリックしてください。
以上でギフトコードマスタDBに登録されているギフトコードに
使用済フラグを立てるアクション設定が完了となります。
続いてアンケート回答データをアンケート回答DBに新規登録を行うアクションを設定します。
アクション一覧の左上の「+」アイコンをクリックしアクション作成画面が開くので、
アクション名を「アンケート回答DBへ新規登録」など入力いただき
発動条件は無条件でアクション対象DBは「アンケート回答DB」を選択します。
アクションは「新規登録(INSERT)」にチェックをつけ画面下部の「新規作成」をクリックしてください。
作成したアクションの歯車アイコンをクリックし「フィールドマッピング」をクリックします。
フィールドマッピングの操作として、
TRDB側のフィールドをクリックし、対象DBのフィールドをクリックすることでマッピングすることができます。
TRDBフィールド | 対象DBフィールド |
---|---|
TRDB_登録日時 | 登録日時 |
メールアドレス | メールアドレス |
ギフトコード | ギフトコード |
マッピングできましたら、画面下の「保存」ボタンをクリックしマッピング作業が完了となります。
フォーム設定
アンケートの回答を受け付けるフォームを処理用TRDBから新規発行します。
アンケートフォームの作成ついては、こちらのサポートサイトを確認ください。
フォーム
使用フィールド設定
フォーム発行しましたら、最初にフォーム設定の「使用フィールド」の設定を下記のように設定します。
使用フィールド設定フィールド名 | 入力設定 |
---|---|
登録日時 | 特殊入力 登録日時自動取得 |
メールアドレス | 入力項目として使用する |
ギフトコード | 使用しない |
ルックアップキー | 使用しない |
使用有無(ギフトコード) | 使用しない |
識別キー | 使用しない |
認証キー | 使用しない |
使用有無(ルックアップ) | 使用しない |
上記のフィールド以外に追加したフィールドがあれば、
必要に応じて設定してください。
サンクスメール設定
サンクスメールの設定に関しては、こちらのサポートサイトを確認いただき、設定を行ってください。
サンクス配信(サンクスメール)
メールの封筒の設定を行う際にメール文面設定でギフトコードの差し替えキーワードを
メール文面内に設定する必要があります。
ギフトコードの差し替えキーワードをメール文面に設定いただくことで
メール受信時にギフトコードに差し替わるので設定を忘れずに行ってください。
その他のフォーム設定
その他のフォーム設定については、必要に応じて設定を行ってください。
最後に
以上で設定が完了となります。
ギフトコードマスタDBに用意したギフトコードデータを登録し、アンケートフォームからテスト登録、動作確認を行ってください。
※動作チェック時、ギフトコードマスタDBのデータ登録の際は、「ギフトコード」以外のデータは自動で登録されるため、
「ギフトコード」のみご用意いただき、登録してください。
データ登録の方法についてはこちらのサポートサイトを確認ください。
データ一括登録/更新