そこで、改めてver.2の特徴や基本機能について体感できる機会を提供したいと思い、
MKupdate vol.11は、
SPIRAL ver.2の機能キャッチアップ アプリ/アカウント管理編
をキーワードとして、アプリ/アカウント管理の機能をご紹介します。
SPIRAL ver.2のアップデートについて
MKupdate vol.10と重複しますが、まずは改めて今期の開発ロードマップについてご紹介します。
今期のアップデート予定
今後10月、1月とアップデートを予定しており、設定の幅が広がるような新機能が続々と追加されていく予定ですので、このタイミングでSPIRAL ver.2の基本機能を押さえていきましょう。
アプリ管理
SPIRAL ver.2はアプリを定義した後にDBやページ、フォームを設定することができます。アプリ管理ではアプリ定義やDB周りの設定、アプリロールの設定を行います。
アプリ定義、作成について
SPIRAL ver.2では、まずどのようなアプリを作成するかを決めた上で、アプリ作成を行う必要があります。
詳細については、「アプリ機能」をご確認ください。
DBについて
SPIRAL ver.2でも基本的なDB作成方法は変わりなく、ボタン操作で作成ができます。
詳細については、「DB機能」をご確認ください。
他DBフィールドコピーの登場
同一アプリ内のDBはもちろんのこと、別アプリ内のDBフィールドコピーも可能なので効率アップできます。
さらに、1DB全フィールドのコピーだけでなく、複数のDBから必要なフィールドを選んでコピーができるのは SPIRAL ver.2ならではのコピー機能 です。
DBフィールド並び順の変更がいつでも可能
DB作成後でもフィールドの並び順がかえられるので、検証がてらひとまず作成した場合でも、本番用DBとしてメンテナンスして利用ができます。
SPIRAL ver.2では、試しながら業務アプリを作成していくことに適しています。
参照フィールド
参照フィールドは、同一アプリ内にある別DBのレコードを参照して、レコード同士をデータ連携させることができるフィールドタイプです。参照フィールドを使用すれば、アプリ利用画面での閲覧もしやすくなります。
詳細については、「参照フィールド(データ連携)」をご確認ください。
パスワードフィールドの細かな入力制限
SPIRAL ver.2のパスワードフィールドは細かな入力制限設定がボタン操作で可能です。
DB上で制限をかけているので、フォームからの登録もアプリ利用画面からの登録もパスワードポリシーを徹底させることができます。
どこからでもセキュリティーを担保してデータの完全性を維持できるパスワードフィールドがあるのは、SPIRAL ver.2の強みです。
正規表現による入力制限
テキストフィールド、テキストエリアフィールド、メールアドレスフィールド限定ですが、DB上で正規表現による入力制限を行うことが可能です。
例えば、住所フィールドには住所に適した文字のみ登録可能にしたり、URL格納フィールドにはURL形式のデータのみ登録可能にしたりできます。
こちらもパスワード同様にアプリ利用画面にも反映され、修正を加えたい場合は該当フィールド詳細画面の正規表現部分を修正するだけなのでメンテナンスもしやすいです。
詳細については、「正規表現によるレコード入力制限」をご確認ください。
DBトリガ レコードアクション
DBトリガで実行できるレコードアクションはDBに対しての操作をきっかけに、他DBに対してデータを登録したり更新削除することができるアクションで、大きな特長としては「自DB更新」もできることです。
※DBトリガとは、DBに対してデータを登録 / 更新 / 削除という操作がされたことをきっかけにアクションを実行する機能のことです。詳細については、「DBトリガ」をご確認ください。
さらに、SPIRAL ver.2はで特別なDBを作成したり経由したりすることは不要なので、データ登録時はもちろんのことデータ更新時や削除時にもアクション処理を走らせることが可能です。
レコードアクションは「レコード操作処理(登録 / 更新 / 削除)→レコードアクション処理」の順に処理を進めて、後の処理が完了するまで前の処理は中断される同期処理となります。
レコードアクション処理の実行に失敗したら、きっかけとなったレコード操作処理はキャンセルされるのでデータロストやデータ不整合の心配はありません。
詳細については、「DBトリガのレコードアクション」をご確認ください。
DBトリガ 非同期アクション
非同期アクションの実行タイミングはDBへのレコード操作処理(登録 / 更新 / 削除)完了後です。
「レコード操作処理 → 非同期アクション処理」の順に処理が進みますが、機能名どおり非同期処理なので、後の処理が失敗しても前の処理はキャンセルされません。DBに対してのアクションなので、アプリ利用画面から操作した際にもメールを送ることが可能です。(2022年7月時点ではメールアクションのみ)
詳細については、「DBトリガの非同期アクション」をご確認ください。
スケジュールトリガ メールアクション
スケジュールトリガは、アクションを実行するスケジュール(毎時、毎日、毎週○曜日、毎月○日など)を設定する機能です。
アクションは、DBの複数のレコードにメールを送信する「メール配信(複数レコード)」と、特定のメールアドレスにメールを送信する「メール配信(アプリ固定)」のアクションタイプが提供されています。
詳細については、「スケジュールトリガ」をご確認ください。
最適なタイミングに最適な条件でのメール配信がボタンで簡単に設定可能
スケジュールトリガとメールアクションを組み合わせれば、最適なタイミングに最適な条件でのメール配信がボタンで簡単に設定可能です。
詳細については、「スケジュールトリガのメール配信アクション」をご確認ください。
アプリロール
アプリ利用画面が基本機能で存在するので、運営側の画面を1から構築する必要がありません。
アプリロール機能にて利用するアプリ利用画面のDB操作やレコード操作、メール配信といった操作権限を管理することができます。
詳細については、「アプリロール」をご確認ください。
アプリロール作成時には、アプリ利用画面上でどのような業務をさせたいかをイメージすることが大切です。
CRUD制御の付与・解除がボタン操作でいつでも可能、即反映!
システムに必要な4つの主要機能であるCRUD制御の付与・解除がボタン操作でいつでも可能、即反映されます。急な業務内容の変更や追加にも対応できます。
一括操作権限 / メール操作権限もあり、基本的な操作を網羅することができます。
以上、アプリ管理の機能紹介でした。
アカウント管理
アカウント管理では、アカウントにアクセスするユーザやグループの管理や、アカウントの契約関連やセキュリティ関連を管理する機能です。
詳細については、「アカウント管理」をご確認ください。
今回は主にユーザグループ管理をご紹介します。
ユーザについて
ユーザとは、メールアドレスとパスワードでSPIRAL ver.2にログインできる権限のことです。
ユーザ1人1人に与えられるログインIDのようなものになります。
詳細については、「アカウントとユーザ」をご確認ください。
ユーザ招待時には、ユーザの利用範囲で切り分けてユーザ種別を適切に付与することが大切です。
APIエージェントについて
APIエージェントはアカウント内で直接発行できるAPIキーを扱う機能で、操作画面にログインするIDではありません。
SPIRAL ver.2 ではグループやアプリロールを設定することで、APIエージェントにも権限を付与することができます。
そしてAPIエージェントに付与された権限によって、APIを実行する場合には細かい制御ができるようになっています。セキュアにAPIを使用することができることは、SPIRAL ver.2ならではの大きな特徴になります。
詳細については、「APIエージェント管理」「APIメソッドごとの権限設定方法まとめ Record / Record (bulk)」をご確認ください。
グループについて
グループとは、ユーザを役割毎にまとめる機能のことで グループ毎にアプリ利用、アプリ管理といった権限を付与することが可能です。
先に紹介したアプリロールはグループに対してのみ紐づけることが可能なので、アプリ利用画面を制限したい時は必ず設定する必要があります。
詳細については、「グループ管理」をご確認ください。
グループ作成時には、役割を明確にして、その役割にそってグループ分けをすることが大切です。
幅広い権限をいろんな組み合わせで付与することが可能
SPIRAL ver.2はアカウントにユーザを招待する形式のプラットフォームなので、運用担当者や開発担当者など様々な役割の方にセキュリティ高く安心して使用してもらえるよう幅広い権限を付与することができます。
また、ユーザやグループだけでなくAPIエージェントにも権限付与が可能!
以上、アカウント管理の機能紹介でした。
最後に
SPIRAL ver.2の機能をキャッチアップして、実際に操作をお試しいただけると幸いです。