MKupdate vol.16では、2023年1月24日に実施予定のSPIRAL ver.2.22アップデートを取り上げました!
今回、私たちがお伝えしたいメッセージは、「ノーコードで本格アプリ開発、ローコードで柔軟にカスタマイズ」です。
今回、私たちがお伝えしたいメッセージは、「ノーコードで本格アプリ開発、ローコードで柔軟にカスタマイズ」です。
直近の開発ロードマップの振り返り
ver.2.22のアップデートでSPIRAL ver.1で提供されている主要機能が網羅されました。直近の開発ロードマップ
また、ver.2のアップデートは単純にver.1の主要機能を網羅するのではなく、メンテナンス性も大幅に向上しています。その理由はアーキテクチャにあります。ver.2のアーキテクチャ
ver.2はサイト、アプリ、ロールの3つの機能に分離しており、それぞれの機能を連動させてWebアプリケーションを構築できるようになっています。その中で特徴的なものが図の右側にある、ロールです。 この機能がサイトやアプリと分離されているので、構築後の利用権限の変更や、それに紐づいたアプリの改修が簡単に行えるようになっています。
ver.2のアーキテクチャ
ver.2.22 アップデート概要
今回は、「ノーコードで本格アプリ開発、ローコードで柔軟にカスタマイズ」ということで「ノーコード」のカテゴリと、「ローコード」のカテゴリに分けてご紹介していきます。ノーコード関連
まずは「ノーコード」に該当するアップデートからです。それぞれ見ていければと思います。2フィールド間ユニーク制約
指定した2つのフィールドの組み合わせた値がDB内の既存レコードと重複している場合、ユニークエラーとすることができるようになりました。
使用例
複数のフォーム受付情報を1つのDBで管理しているときに、同一人物による同一問合せやセミナーを制限できます。メール配信拡張
クリックカウントのURLに、ver.2のサイト機能で設定しているサイトドメインもしくは独自ドメインを適用可能になりました。
(独自ドメインを利用する場合はオプション利用料金が別途発生します。)
独自ドメインオプションについて
独自ドメインオプションについて
レコード一括出力拡張
フォームブロックのビジュアル対応
フォームブロックをはじめとする複数のブロックがビジュアル設定に対応しました。これによりノーコードで開発できる範囲が大幅に増加しました。
・郵便番号住所自動補完
対象となるブロックと機能
・ 削除、パスワード再登録、ログイン、レコード照合フォームブロック・郵便番号住所自動補完
サイトファイルの機能拡張
参照フィールドのサイト対応
参照フィールドがフォームからも登録が出来るようになりました。
これにより参照先のDBの情報を表示や、登録時に参照先のDBの情報に対してメールを送信するといった、一般的にはプログラムが必要なアプリケーションもノーコードで開発可能になりました。
フォームの各ステップ画面に参照先DBの情報を表示
資料の申し込み完了画面に申し込んだ資料の概要情報を表示できます。
参照先のDBに登録されているメールアドレスに通知
資料請求フォームの申し込み完了時に資料を担当している部署に対して通知メールを送信できます。
運用の利便性向上
下記の図は、資料の問い合わせ時に内容によって通知先を分ける例となっています。
今まではこのような運用をする場合、オペレーターが資料請求時の通知先を変更するときは、サイトの編集権限を持っているユーザにメールアクションの設定変更を依頼する必要がありました。今回のアップデートで資料マスタDBで資料情報と通知先をセットで管理できるので、オペレーター自身で通知先のメンテナンスが行えるため、運用の利便性が向上します。
これにより参照先のDBの情報を表示や、登録時に参照先のDBの情報に対してメールを送信するといった、一般的にはプログラムが必要なアプリケーションもノーコードで開発可能になりました。
参照フィールドがサイト対応したことによるメリット
今までプログラムを書いて制御していた以下のような設定がノーコードで実現できます。資料の申し込み完了画面に申し込んだ資料の概要情報を表示できます。
資料請求フォームの申し込み完了時に資料を担当している部署に対して通知メールを送信できます。
ポイント
今まではこのような運用をする場合、オペレーターが資料請求時の通知先を変更するときは、サイトの編集権限を持っているユーザにメールアクションの設定変更を依頼する必要がありました。今回のアップデートで資料マスタDBで資料情報と通知先をセットで管理できるので、オペレーター自身で通知先のメンテナンスが行えるため、運用の利便性が向上します。
具体的な利用シーン
アプリロール拡張
ロールごとにセレクトフィールドの絞り込みが行えるようになり、簡易的なワークフローが実現可能になりました。
レコード作成時と、レコード変更で個別に設定することもできるので、適切な権限を割り当てつつ、データの誤操作を防止できることがメリットです。
使用例
問い合わせフォームからきた新規問い合わせに対して対応をするときは、ステータスのラベルの中から「新規依頼」のみを選択可能にし、対応中は「対応中」と「クローズ」だけ選択可能にするといった設定ができます。レコード作成時と、レコード変更で個別に設定することもできるので、適切な権限を割り当てつつ、データの誤操作を防止できることがメリットです。
ローコード関連
続いて、「ローコード」に関わるアップデートです。スケジュールトリガ拡張(カスタムプログラムアクション追加)
スケジュールトリガの機能が拡張され、PHPプログラムの実行が可能になりました。
今までスケジュールトリガではメール配信のみが可能でしたが、この機能に追加により複雑なWebアプリケーションの開発がローコードで可能かつ、効率的なデータメンテナンスを実現できるようになりました。
今までスケジュールトリガではメール配信のみが可能でしたが、この機能に追加により複雑なWebアプリケーションの開発がローコードで可能かつ、効率的なデータメンテナンスを実現できるようになりました。
ポイント
DBにスケジュールトリガのカスタムプログラムアクションを設定すると、定期的に条件に合致したデータを削除できるので、メンテナンスコストを抑えて効率的な運営を行えるようになりました。
具体的な利用シーン
エディタ内の検索、置換ツール提供対応
フォームブロックのエディタ内の検索や置換を行うことができるようになります。
呼び出し方
エディタ内にカーソルがあたっている状態で、Ctrl+Fで呼び出します。( Macの場合はcommand+F )
検索条件設定
部分一致、完全一致、正規表現を使用できます。
その他
矢印のアイコンで検索結果の前後の移動、現在選択されている結果にジャンプできます。
使い方
エディタ内にカーソルがあたっている状態で、Ctrl+Fで呼び出します。( Macの場合はcommand+F )
部分一致、完全一致、正規表現を使用できます。
矢印のアイコンで検索結果の前後の移動、現在選択されている結果にジャンプできます。
まとめ
今回のアップデートで、ローコード開発ツールでありながらも、ノーコードで本格的なアプリケーション開発ができるようになりました。また、さらに最小限のプログラム記述により、ローコードで柔軟なカスタマイズが可能になります。「ノーコードで本格アプリ開発、ローコードで柔軟にカスタマイズ」 できるようになったSPIRAL ver.2をぜひ活用していっていただけたらと思います。
今後、最新機能をいち早く試してみたい方へ - βアカウントの案内
次回以降、最新機能をアップデート前にいち早く試してみたい!、提案する際に活用したいという方にβアカウントを提供しております。SPIRAL ver.2をご利用いただいている方であればどなたでも無料で利用できますので、お気軽にお申し込みください。
申込方法
こちらから申し込みください※注意点
β環境で提供するユーザと本番環境のユーザは異なります。
最後に
今回のアップデート内容はいかがでしたでしょうか。ver.2はアップデートで単純にできることが増えるということだけでなく、既存機能と組み合わせて新しい価値が生まれるプラットフォームです。ぜひ、SPIRAL ver.2.22の機能を使っていただければと思います。