
SPIRALの一覧表・単票機能は、データの安全性と柔軟なカスタマイズ性を両立しています。
セキュリティ設定により、アクセス権限やIP制限など細やかな管理が可能で、重要な情報を守りながら運用できます。
また、デザイン編集機能を活用することで、業務や用途に合わせて表示や操作性を自由に調整できます。
安全性を確保しつつ、柔軟にカスタマイズできる点がSPIRALの大きな特長です。
本記事はSPIRAL ver.1での一覧票・単票の作成方法をご紹介します。
一覧表・単票の機能
「一覧表」とは、DBに登録されたデータを一覧形式でWebページに表示する機能です。
また「単票」とは、一覧表で表示されるデータの1件を選択し、そのデータの詳細情報をWebページに表示する機能です。
一覧表・単票は、セキュリティ設定によって閲覧・編集権限を制御でき、必要な情報のみを安全に公開できます。
また、表示項目やレイアウトも自由に調整できるため、用途に応じた最適な画面設計が可能です。
それでは、一覧表・単票の基本操作についてご案内します。

一覧表
一覧表の作成




データ更新や削除機能があらかじめ追加された状態で作成されます。
そして、編集モードを利用することで、データの更新・削除も権限設定に基づき安全に運用できます。

また一覧表に基づく検索フォームと単票も自動で作成されます。
ページ表示


一覧表のソース編集では、差替えキーワードを変更可能です。
・検索フォーム(差替えキーワード「%sf:usr:searchXX%」):検索フォーム付の一覧表を表示するためのキーワードです。
・検索フォーム(一覧表のみ)(差替えキーワード「%sf:usr:searchXX:table%」):検索フォームの無い、一覧表のみを表示するためのキーワードです。
差替えキーワードについて、詳しくはサポートサイトをご覧ください。
一覧表・単票 - 参考情報
一覧表の設定


一覧表の設定
一覧表では設定デザインまたはソースデザインの選択から一覧表の設定を行うことができます。設定デザイン
設定デザインから表形式、数値形式またはソースデザインを選択できます。表形式 | 一覧表の見た目そのままに操作して編集することができます。 簡易的に設定したいときにおすすめです。 |
数値 | 各デザインの設定を数値で指定して編集することができます。 複数範囲に対する編集時におすすめです。 |
ソースデザイン
一覧表のXML、XSLソースを編集することができます。ソースデザインでは、一覧表の表示や操作性を細かく調整することができます。
また、CSSを利用してスタイルをカスタマイズすることができ、
より高度なデザインや機能を実装したい場合に適しています。
柔軟なデザインを設定したいときにおすすめです。


一覧表・単票のソースデザイン
セキュリティ
セキュリティでは一覧表におけるセキュリティ関連の設定をすることができます。
一覧表におけるセキュリティ関連の以下の設定をすることができます。
アクセス権限の設定 | ユーザーごとに閲覧・編集できる範囲を細かく制御し、情報漏洩や誤操作を防ぎます。 |
IPアドレスによるアクセス権限の設定 | 指定したIPアドレスからのみアクセスを許可し、社内限定など安全な運用が可能です。 |
接続URLによるアクセス権限の設定 | 特定のURLからのみ一覧表へアクセスできるようにし、外部からの不正アクセスを防ぎます。 |
コンテンツに関するセキュリティ設定 | ページごとにセキュリティポリシーを設定し、重要な情報の保護を強化します。 |
非SSLでの登録 | SSL通信以外での登録を制限し、データ送信時の安全性を高めます。 |
FIDOデバイス情報管理 | FIDO認証デバイスを利用した高度な認証管理で、より強固なセキュリティを実現します。 |
動的な差替えキーワードの制限 | ページ表示時に動的に挿入されるキーワードの利用を制限し、情報の不正取得や改ざんを防ぎます。 |

基本情報
基本情報では一覧表の設定についてタイトル、およびコメントを設定することができます。
ページの編集
ページ編集では一覧表ページのHTMLソースを編集することができます。
基本情報 | ページ名とタイトルを入力してください。 |
一覧表ページのソース編集 | HTMLで、一覧表以外のページの編集を行うことができます。 |



検索フォーム
検索フォームとは一覧表に表示されたデータを任意の条件を指定して絞り込み閲覧することができる検索機能です。一覧表の上部に表示されます。

基本情報 | タイトル、キーワード、コメントの設定ができます。 |
DBの抽出ルール設定 | 一覧表に表示するデータを、特定の条件で抽出した上で表示したい場合に設定します。 |
検索フォーム | 一覧表と同様に設定デザインまたはソースデザインの設定ができます。 |

検索項目の追加 | 「フィールドの追加」をクリックし、追加したい項目を選択します。 |
詳細設定 |
編集:詳細設定を行いたい項目にカーソルを合わせ、「編集」をクリックすると項目名や条件設定ができます。 スタイル変更:選択した項目のヘッダーまたはボディー部分の編集ができます。 |
削除 | 項目を削除する場合は「×」をクリックしてください。 |

またプレビューから検索表の確認ができます。

検索機能は「検索フォーム」で設定しますが、実際にWeb上に設置されるのは、一覧表に「差替えキーワード」を用いて作成する必要があります。
具体的な設定方法について、詳しくはサポートサイトをご覧ください。
一覧表・単票 > 2.一覧表の設 > (4)ページ編集
単票
単票とは、一覧表に表示されたデータの1件を選択し、そのデータの詳細情報をWebページに表示する機能です。単票を設定することで、一覧表から選択したデータの詳細をわかりやすく表示できます。
では、単票の基本操作についてご案内します。

基本情報 | ページ名とタイトルを編集することができます。 |
単票のソース編集 | 単票のページについてHTMLソースを編集することができます。 |

各差替えキーワードをHTMLソースに挿入することで表示することができます。


まとめ
一覧表・単票を活用することで、DBに登録された情報をWebページ上にわかりやすく表示することができます。
本記事を参考に、目的に合った一覧表・単票をぜひ活用してみてください。