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投稿者: SPIRERS ナレッジ向上チーム 2025年7月31日 (木)

一つのフォームを使いまわして複数店舗などでアンケートを取りたい

同じアンケート項目で、ユーザーが回答時にどの店舗から登録したのかを自動で判断できるようにしたいケースなどはないでしょうか?
店舗などの登録経路を自動的に判断したい場合、アンケート項目が同じであればフォームを店舗分用意することなく、
一つのフォームでパラメータという手法を用いると登録経路を判断することが可能となります。
本ページではパラメータ付与する形で実装する設定方法をご紹介します。

DBの設定

通常DBには店舗アンケート項目の他に、どの店舗から登録されたのかを判別する為にセレクトフィールドを設定します。

店舗情報を設定するために、選択肢(ラベル)設定を行います。
今回は以下の4店舗を選択肢として用意をします。
差替えキーワードはパラメータを付与する際に使用をします。
今回は「store」としていますので、メモ帳等に控えておきます。

DBの設定は以上となります。

フォームの設定

アンケートフォームを通常通り、以下のような手順で作成します。
SPIRAL ver.1サポートサイト
使用フィールド設定にてDBに設定したセレクトフィールドの設定を変更します。
フォームの使用フィールドの画面に遷移し、セレクトフィールドを「特殊入力」に選択し、「値を引継ぐ」に変更をします。

フォームの設定は以上となります。

パラメータを付与する

作成されたフォームが一つの場合でもパラメータ内に店舗情報を付与することで、どの店舗から登録したのかを判別することが可能となります。
フォームTOPページに遷移し、アンケートフォームのURLを確認します。

アンケートフォームのURLをメモ帳などにコピーペーストし、控えた上でURLの末尾に以下のような値を追記します。
※全て半角表記で用意をします

&差替えキーワード=登録する値
「差替えキーワード」には登録先となるフィールドの差替えキーワードを記載し、「登録する値」にはDBに登録される際の値を指しています。
今回はセレクトフィールドを使用しているので、登録する値はラベル値である数字の値を参照することになります。
上記を踏まえてパラメータを用意しますと、以下のような値になります。
&store=1
アンケートフォームのURLの末尾に上記のように用意した「&store=1」を記載し、アンケートフォームのURLをブラウザに展開します。
サイト上では店舗情報のセレクトフィールドは表示されない上で、URLに店舗情報が付与された状態でアンケートフォームを展開することが可能となります。

上記の流れでパラメータを付与したアンケートフォームから登録されると、セレクトフィールドの「1」の情報である新宿店舗から登録されたアンケートフォームだと判断することが可能です。
データ上では以下画像のように「新宿本店」としてアンケート情報が登録されます。

いかがでしたでしょうか?
今回はセレクトフィールに店舗情報を格納する手順で紹介をしておりますが、テキストフィールドを用意して「Tokyo」などとパラメータを展開すると、登録データでは「Tokyo」と登録することも可能です。
※「東京」のようにパラメータの値を全角日本語表記にしますと、URLエンコードの関係から使用はお勧めいたしません

一つのフォームでどこの経路からアンケートフォームを登録したのかを判断したい際は、是非本ページの設定を例に運用していただければと思います。

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