MKupdate vol.19 では、「セキュアでスマート!ver.2.23【基本編】」というテーマで、
SPIRAL ver.2 のアップデート勉強会を実施しました。
今回は「セキュアとスマート」に分類して、アップデート内容を説明いたします。
SPIRAL ver.2 のアップデート勉強会を実施しました。
今回は「セキュアとスマート」に分類して、アップデート内容を説明いたします。
ver.2.23 アップデート概要
今回の MKupdate のキーワードは「セキュアでスマートなローコード開発体験を」です。
セキュリティの高いシステムを簡単に開発できたり、スマートな方法で開発が行えるようなアップデートが行われ、 開発者にとってより使いやすいローコード開発プラットフォームに進化しました!
アップデート内容をセキュアとスマートという観点で分類してご紹介いたします。
セキュリティの高いシステムを簡単に開発できたり、スマートな方法で開発が行えるようなアップデートが行われ、 開発者にとってより使いやすいローコード開発プラットフォームに進化しました!
アップデート内容をセキュアとスマートという観点で分類してご紹介いたします。
セキュア① リキャプチャパーツ対応ブロック拡張
リキャプチャパーツ対応のブロックが拡張され、新しくログインブロック、パスワード再登録ブロック、レコード照合ブロックで使用可能になりました。
ビジュアル設定でパーツの追加をすることができるため、ノーコードで簡単に設置することができます。
ビジュアル設定でパーツの追加をすることができるため、ノーコードで簡単に設置することができます。
ログインブロックに設置することで、ブルートフォース攻撃などの不正ログインを防止することができるようになり、認証エリアのセキュリティをより強固にすることができます。
セキュア② DBトリガ拡張
DBトリガの機能が拡張され、レコードアクションのトリガにおいて参照先DBのフィールド値が使用可能になりました。
登録、更新のタイミングで参照先DBのフィールド値を参照元DBのフィールドにマッピングすることができます。
登録、更新のタイミングで参照先DBのフィールド値を参照元DBのフィールドにマッピングすることができます。
上の画像は「購入履歴DB」に作成したトリガの画像です。
アップデートで参照先DBである「商品マスタDB」の値をマッピングできるようになっています。
アップデートで参照先DBである「商品マスタDB」の値をマッピングできるようになっています。
設定する際の注意点
アクション先DBフィールドと格納値のDBフィールドのタイプを同一で設定するようにしてください。
※画像でいうと、「商品価格」と「価格」のフィールドタイプを数値フィールドで揃えています。
同一でない場合はマッピング設定ができませんのでご注意ください。
同一でない場合はマッピング設定ができませんのでご注意ください。
参照先から引き込んだ値をさらに後続のトリガでデータ処理することもできるため、改ざんされたくない値などをプラットフォームで安全に処理することができます。
セキュア③ ユーザの最終アクセス日情報追加
スマート① レコード公開範囲/レコードリストフィルタ拡張
レコード公開範囲とレコードリストのフィルタ機能が拡張され、アクセス日との比較によるデータ抽出が可能になりました。
レコード公開範囲
レコードリストフィルタ
上の画像にあるように、例えば商品一覧で発売日を過ぎた商品のみを表示するなど、日付での抽出が可能になりました。
また、販売終了日になった商品は非表示にするなど範囲指定で抽出することも可能です。
また、販売終了日になった商品は非表示にするなど範囲指定で抽出することも可能です。
レコード公開範囲とレコードリストフィルタの違いは以下です。
レコード公開範囲で設定したレコード抽出条件は、サイト全体のページに反映されます。
フィルタで設定したレコード抽出条件は、フィルタ設定したレコードリストでのみ反映されます。
レコード公開範囲とは
一般公開ページや各認証エリアページでどのレコードを公開するかをDBごとに設定できる機能です。レコード公開範囲で設定したレコード抽出条件は、サイト全体のページに反映されます。
レコードリストフィルタとは
レコードリストブロックでどのレコードを公開するかを各レコードリスト個別で設定できる機能です。フィルタで設定したレコード抽出条件は、フィルタ設定したレコードリストでのみ反映されます。
スマート② PHP モジュール機能追加
PHPモジュール機能が追加され、モジュールを利用することで複数のページで共通で利用したいPHPを一か所で管理することができるようになりました。
ページでモジュールを読み込む場合もボタン操作で簡単に記述を追加することができます。
ページでモジュールを読み込む場合もボタン操作で簡単に記述を追加することができます。
ページでモジュールを読み込む
モジュール化することによってページに記述するPHPを最小限にでき、モジュールでPHPをまとめて管理することができるためメンテナンス性と可読性の高いコードを実装できます。
ナレッジサイトではAPIメソッドのサンプルコード記事を公開していますが、そちらで用意しているAPI実行用の共通関数はAPIを使用する全ページで読み込む必要があるため、モジュールとして設定しておくと便利です。
2023年2月7日(火)更新
APIメソッドごとのサンプルコード&権限設定特集
スマート③ PHPエラー通知、ログ機能追加
ページやモジュールでPHPがエラーになった時に、ユーザへのメール通知と ver.2 のサイト管理画面からログを確認することができるようになりました。
詳細からエラー発生日時やページID、ページパス、エラーメッセージを確認することができるため、デバッグがしやすくなるとともに運用時にエラーがあった場合に検知しやすくなりました。
スマート④ テスト環境アクセス拡張
テスト環境のアクセス方法が拡張され、Basic認証および特定のIPアドレスからテスト環境にアクセスが可能になりました。
Basic認証、IPアドレスどちらもノーコードで簡単にアクセス制限の設定できるため、 ver.2 のアカウントに参加していない・ログインしていないユーザもリリース前の動作確認を実施できるようになりました。
スマート⑤ スケジュールトリガの実行タイミング拡張
スマート⑥ サイトページ数拡張オプションに対応
サイトページ数の拡張オプションに対応し、ver.2 のアカウント管理画面からサイト内のページ上限を拡張することができるようになりました。
オプションを適応すると、100ページごとに超過利用料が発生し、最大で1000ページまで拡張することができます。
オプションを適応すると、100ページごとに超過利用料が発生し、最大で1000ページまで拡張することができます。
まとめ
ver.2.23 アップデートによって SPIRAL ver.2 で「セキュアでスマートなローコード開発体験を」していただくことができるようになりました。
ビジュアル設定やトリガを使うことで、誰でも簡単にセキュアなシステム開発ができるだけでなく、 モジュールを利用することでカスタマイズ開発の効率もアップしました。
また、PHPをモジュールにすることでページと切り離して管理できるため、運用者がPHPに触れずに済み、
開発者から運用者へのシステムの手離れも良くなっています。
SPIRAL ver.2 はより開発しやすいローコード開発プラットフォームになり、SIのみならず内製化ツールとしてもご利用いただけます!
ビジュアル設定やトリガを使うことで、誰でも簡単にセキュアなシステム開発ができるだけでなく、 モジュールを利用することでカスタマイズ開発の効率もアップしました。
また、PHPをモジュールにすることでページと切り離して管理できるため、運用者がPHPに触れずに済み、
開発者から運用者へのシステムの手離れも良くなっています。
SPIRAL ver.2 はより開発しやすいローコード開発プラットフォームになり、SIのみならず内製化ツールとしてもご利用いただけます!
最後に
今回のアップデート内容はいかがでしたでしょうか。
ver.2 はアップデートで単純にできることが増えるということだけでなく、既存機能と組み合わせて新しい価値が生まれるプラットフォームです。
ぜひ、SPIRAL ver.2.23 の機能を使っていただければと思います。
今後も MKupdate を定期的に開催いたしますので、都度 SPIRAL ver.2 の新機能をキャッチアップして、実際に操作をお試しいただけると幸いです。
ver.2 はアップデートで単純にできることが増えるということだけでなく、既存機能と組み合わせて新しい価値が生まれるプラットフォームです。
ぜひ、SPIRAL ver.2.23 の機能を使っていただければと思います。
今後も MKupdate を定期的に開催いたしますので、都度 SPIRAL ver.2 の新機能をキャッチアップして、実際に操作をお試しいただけると幸いです。